木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

工房訪問(太田木工)その2

Posted by 「木の工房 風」 on   0 comments

太田木工では、突然の訪問にも関わらず、温かく歓迎していただきました。

こじんまりとした二軒続きの工房とギャラリーでしたが、太田さんの人柄が覗えるようなところでした。
工房の一階には、木工機械が設置されており、二階が仕上げのスペースということでしたが、突然の訪問でしたので、二階は遠慮しました。
隣のギャラリーには、太田さんの作品が処狭しと展示してありました。
奥さんも手助けをされているとのことでしたが、若手の頑張っている姿に勢いを感じました。

彼との話の中で「人とは違ったものを作りたい」という言葉が印象的でした。
やはり、もの作りは独自のオリジナル性を持たないと、なかなか世の中に認められないものですが、太田さんの場合は、すでに業界のなかでも認められつつあるので、今後はその技術と感性を生かした新しい製品作りにチャレンジされることを楽しみにしています。

私の椅子のクッションを作ってくれる鵜沼さんも彼らの大きなグループ「いぶき会」の一員なので、太田さんの話を聞いたことがありますが、「太田さんは、比較的無口な人だが、新しいことに挑戦するやり手で、ニッチ商品として寄木細工のボタンを作って成功している」と聞きました。
ボタンは海外からも問い合わせがあると聞いていましたので、ご本人に聞いたところ、単価(@700~800)が高いのでデザイナーからは敬遠されているということでしたが、作家さんの作る衣装には十分使われると思いますので、これからが愉しみです。

従来の寄木細工は、静的なパターンが多く、かつ”これでもか”というくらい、細かいパターンで技術的価値を示すがごとく、展開がワンパターンになっていると感じていました。

その点、太田さんの作品は、比較的シンプルなパターンですが、色使いのセンスと動きを生み出す寄木とを組み合わせたデザインは、若手らしい新鮮さが感じられて、箱根寄木細工のイメージを払拭するような、何とも素晴らしい箱根細工だと思います。
使っている寄木の技術そのものは、昔からあるものだそうですが、配色と寄木の組み合わせで、従来の静的なデザインから動きを作り出す彼の感性、センスが新鮮さを与えているのだと思います。(作品

今後、さらに若いセンスでどんな作品を作り出していくか・・・大変楽しみな作家さんの一人です。

Post comment

管理者にだけ表示を許可する