木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

漆芸家:山本進也(その3)

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3/17(日)さんしんギャラリーで山本さんにお会いして来ました。
こちらの質問にも気さくに答えていただきました。

漆芸の場合も、いろいろな工芸展がありますが、入選するためには、それぞれある決まった形があり、それに沿ったものを製作する必要があるそうですが、山本さんはそういった形に嵌るのが嫌いで、自分の好きなように、自由に製作する作風を目指されているそうです。
そういったところから、身近な題材である「野菜」をモチーフにし、使う人にも身近な漆芸品として使用してもらいたいという思いを込められているそうです。

こういった作品作りの姿勢が、一般の漆芸とは一味違った魅力を醸し出しており、それが私に魅力を感じさせる所以だと思います。

お弁当箱は、ご自身で実際に使われて、使いやすい大きさ、形にされたそうです。
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<二段弁当箱>

「おもてなし」と命名された漆箱は、ちょっとしたパーティーなど何人もの人が集まるようなところで、もてなす人がいろいろな状況に応じて自由にアレンジして使えることを考えて作られたそうですが、普通のお重より二回り以上も大きな箱になっています。
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<おもてなし>

木地を生かした拭き漆の作品もありますが、どちらかというと溜め漆に絵を描く方がお好きだそうです。木地作りはあまり得意ではないので、どちらかというと溜め漆が多くなると仰っていました。
絵を描く方法は、題材に応じて何枚のもの型紙を作って、色漆を重ねて描かれているそうですが、顔料を調合した色漆は、かなりの種類があるようです。
型紙も昔は、錫の板を薄くしたものを使っていたそうですが、いまはイラストで使用するような薄い型紙を使われているそうです。

お椀は、木材の木口を使うため椀の底の部分と、口部分には割れを防ぎ強度を高めるために、布着せを、また重箱の場合も周囲に布着せをしてやはり強度を上げているそうです。
箸の先端部分には、食べ物を掴んだときの滑り止めのため、砂の蒔地加工をされています。

このように細かいところにも気を使われた作品作りをされています。

展示会場の作品の撮影もOKということで撮影をしましたが、HPをお持ちでないということもあり、私のHPに写真を掲載してもいいか伺ったところ、「どうぞ宣伝をして下さい」と快く了解していただけました。
山本進也展示会

5月ごろに西伊豆の山本さんの工房に一度お邪魔させていただくことにも了解していただけましたが、どんな工房で漆作業をされているか、いまから愉しみにしています。

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