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写真工房 風 & 木の工房 風

2021年、サードステージとして、木工を卒業し写真を始めました。

ひとこと

2021年サードステージとして木工を卒業し写真を始めました。         (2021/3/21 T.Hayashi)

神子原(みこはら)(その1)

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6/16(土)朝のTVで、限界集落を変えた「村おこし」の事例が紹介されていました。
この話題は、以前にも、TVで見たことがありました。

能登半島の付け根に位置する石川県羽咋市(はくいし)。
ここに神子原(みこはら)地区と呼ばれる農村集落があります。

この話には、特に廃れいく伝統といわれる「もの作り」等を再生、復活させる「極意」に通ずるものがあると感じ、余計に見入ってしまいました。

羽咋市役所農林水産課ふるさと振興係課長補佐の高野誠鮮(たかの・じょうせん)さんが、その主人公です。
江戸時代から続く由緒ある地元の寺の住職でもあり、羽咋市役所の職員である高野さんが、いろんなハードルを乗り越えて、いかにして限界集落を変えたか。

既存のルールを打ち破るアイデアを次々と提案し、周りの猛烈な反発を受けながらも、地元を活性化するためならと精力的に行動する・・・「人の役に立つから役人なのだ」という持論の持ち主である。

農林漁業のような第一次産業の最大のウィークポイントは、「自分の作った物に自分で値段をつけられないことにある」という・・・ならばどうすればいいか。
行政の援助も、農協の援助も、一切当てにしない、農家自身の手で販売するシステムを作り上げた。
高野さんは、自分たちで作った商品を加工して付加価値を高めて売る・・・自分達で作ったものは、自分達で価格を付ける。
これによって、農家は、いかに美味しい米、野菜を作るかの工夫をして、自分の農産物に責任と誇りをもって生産し、消費者に満足して購入してもらえるような農産物を提供するようになった。
農家は、自分の付けた価格で購入してもらえる喜びを感じ、さらにいいものを生産しようという意欲に結びついていく。
結果、昨年は、従来の倍以上の9000万円の売上を上げることができた。(169戸:500人の村)

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