木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

徳田八十吉

Posted by 「木の工房 風」 on   0 comments

ロダンの言葉 「伝統とは、形骸を継ぐものにあらず、その精神を継ぐものである」

これをこころに抱いて、それを実践した人が、人間国宝の三代徳田八十吉である。
八十吉作品

初代八十吉が生み出したのが、「彩釉(さいゆう)」という技術である。

「彩釉(さいゆう)」
色目の諧調にしたがって筆で順番に線を描き並べて高温で焼成してみると、境目が溶け合って美しいグラデーションのもとに幾種もの色が輝いているものが生まれました。
このグラデーションが、九谷焼の歴史に新たに刻まれる「彩釉(さいゆう)」という技術です。

三代徳田八十吉は、「自分の上の世代の作風をまねしたくない。僕は僕の作品を作る」。
そういって作り出したのが、「耀彩(ようさい)」という技術である。

「耀彩(ようさい)」
通常の九谷焼の工程では、約800度で焼成します。
しかし、八十吉は、絵付け焼成を約1050度という高温で行うのです。
これは、より高温で焼き、ガラス化した釉の中に色彩、輝きを閉じ込めるためです。
そうして生まれたのが「耀彩(ようさい)」です。
まったく新しい色彩、九谷焼が誕生したのです。

何故、廃れていく伝統工芸があるのか・・・それは、形骸だけを受け継ぐことに汲々とし、まさに精神を忘れているからではないだろうか。

三代徳田八十吉の言葉を聞いて、なるほどと思った。
「伝統とは、形骸を継ぐものにあらず、その精神を継ぐものである」

Post comment

管理者にだけ表示を許可する