木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

もくもく手作りファーム(その2)

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「もくもく」では、自分達の生産した農産物、加工品を売り込みに行っても、半額なら買うという、とんでもない流通システムに嫌気がさし、それならばと「生産、加工、販売」のすべてを自分達で完結することを考えた。

すべてに手を抜かず、徹底した品質管理のもと、消費者に喜んでもらえる農産物作りに徹した。
例えば、ハムの熟成時間を通常1日のところを4日間かける。ウィンナは真面目に羊の腸を使う。
価格は、農家、畜産家が食べていける価格、それは市場より少し高い価格かも知れないが、消費者が納得して買ってくれる味と品質を確保する努力を惜しまない。

すべて地元で取れた農産物、畜産品とそれを加工した商品、そしてそれを販売する。
ネット販売も3割を占めるという。
ものづくり、農業体験学習、癒し(温泉宿泊施設)、食事(レストラン、喫茶)、買い物が出来る・・・これらを東京ドーム3個分の広さの敷地で展開している。
農業体験を通して、農業そのものを知ってもらう、農業の楽しさを知ってもらうことで、なぜ美味しい農産物ができるかを理解して、納得して購入してもらう。
これが単なる消費者でなく「仲間意識」にも繋がり、もくもくを支える原動力になっている。

その仲間意識は、こんなところにも現れているという。
井戸を掘削する時点で、温泉が出るという話が持ち上がったそうだが、話の段階では、銀行等の金融機関は揃って融資を快諾していたそうだが、いざ実行の段になったら、どの金融機関も融資を断わってきたと言う。
困ったもくもくは、会員に働きかけて融資を募ったところ、1.8億円もの資金が集まったと言う。
まさにこの絆が、もくもくを支えているという。

こういった農業システムが全国に展開していけば、日本の農業は十分にやっていけるという。
地元の国産品の良さを認識し、海外に頼らなくても、前向きに生きていける素晴らし農業がある。

またこの成功の秘訣は、二人で経営を進めてきたところにもあるという。
経営者は、孤独であるが、二人で意見をぶつけあってやってきたので、そのストレスからも開放されたという・・・木村さんは、おおらかで大雑把なところがあるが、吉田さんは、こまやかで繊細なところがある・・・こういった二人だからうまくいくのかもしれないという。

もくもく   http://www.moku-moku.com/

木工においても、こうしたシステムが出来ないものだろうか。





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