木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

まかない料理人:中山咲子(その2)

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彼女の移動手段は、もっぱらサイクリング自転車である。
市場で仕入れた食材は、20kgにもなるが、リュックに入れて、背負って自転車で運ぶ。
移動時間、駐車場等の不要な経費が掛からなく、一番経済的な移動手段といったところでしょうが、20代の若者ならの発想である。
その昔、重い荷物を背負って買出しをしているおばさんを思い出すが、彼女は、逞しいがスマートでカッコいい自転車姿でした。


こういった背伸びをしない、身の丈にあった自分の立ち位置を弁えた行動からは、経営者としても堅実で好感のもてる一面を見たような気がします。
「自分で責任を取るのが好きなんです。自由にがむしゃらに取組むことができるから・・・」という彼女は、とにかく、一人で何でもこなしてしまうようなバイタリティーある行動派であるが、容姿からは、そのようなイメージは感じられない。

この行動力はどこから来るのであろうか・・・単に若いという言葉だけでは語れないほどに、バランス感覚を持ち合わせたエネルギッシュな行動力である。
6ヶ月という短期間の間に、「まかない料理人」として不足している経験を精力的に体得し、形あるものに具現化させていく行動力は、優れた才覚の持ち主である証である。

地元食材を使い、ヘルシーで安価に食卓をデザインすることで、日常の中に、元気になれる場所を作る。
そこにごく自然に思い浮かんだのが、「まかない料理」だったのだろう。
フランス料理ではなく、イタリアン料理でもなく、「まかない料理」である。

若き乙女が、自分ひとりの力で何の気負いもなく、「食卓をデザインすることで、人と人、生産と消費、自然と人をつないでいきたい」という思いを、自然体で実現する先にあったのが、「まかない料理」。
もともと、飲食店において客に出すのではなく、従業員の食事用に作られる「まかない料理」が、彼女の「思い」をカタチあるものへと変えていった。

やりたいと思ったことはすぐに行動にうつす性格ではあったようですが、ポットラックパーティーで「食事が会話を弾ませる」ことに気付き、それを「食」へと展開できる感覚が素晴らしい。

自分の思い、理念、目標が明確になったら、すぐにそれに向かってひたすら行動し、自分の思いを着実に実現している姿からは、プロの厳しさといった緊張感がまるで感じられない・・・それどころか、爽やかで、愉しくて仕方ないという生き生きとした表情が伝わって来る。

若き「まかない料理人」に、大きな拍手を送りたい。
そして次にどんな展開が待っているのか、大変楽しみである。

「まかない料理」は、ネットでも紹介しています。
まかない日記

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