木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

デザイナー石岡瑛子氏

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先般、プロフェッショナルという番組で、2012年1月に73歳で逝去されたデザイナー石岡瑛子さんを取り上げていた。

いつも思うことは、一流のプロになる方は、一般の人とは違った感性があったり、強いこだわりがあったり、常に強い挑戦する意志を持ち続けているといった共通点を感じます。

3つのデザインコンセプト。
・誰にも真似が出来ない(original)
・革命的(revolutionary)
・時代を超える(timeless)
どれを取っても、まさに、一流ならしめるコンセプトである。

一つの仕事が終わったら、また”0”からのスタートである・・・これが、また新しい発想を生むことに繋がっているのである。成功者は得てして、過去の成功をどこかで追い続けるものだが、石岡さんは、いつも”0”からのスタートであると仰っていました。

子供のころ、父親を亡くし、母親からは”大きくなったら仕事を持ちなさい。一人でも生きていけるように”と言われたそうです。その言葉を胸に、東京芸大から資生堂に入社、グラフィックデザイナー、アートディレクターとして40歳まで日本で活躍していたが、寝る前の充実感を感じなくなったとして、NYに移った。

しばらくして、石岡の著書を見た舞台監督が舞台衣装のデザインを依頼してきた。舞台衣装のデザイン経験がないと言う石岡に監督は”貴女のデザインが気に入ったからお願いする、経験はこれから積めばいい”と言われ、仕事を引き受けた。
”1mmが世界を変える”というくらい仕事に対しては、非常にシビアであった。
数多くのコスチュームを生み出してきたそのデザインは、徹底的に細部までこだわって磨き上げられている。わずか1ミリの違いが、全体の印象を決定的に変えると信じているからという。
「きちんとした仕事は、全体の仕事を緊張に導くし、パフォーマー(演技者)は、良いものをあてがうことによって、百倍くらい演技に対する関わり方が違う」という。

また、”すべてのデザインには、意味がある”・・・石岡のデザインは、ただ美しいだけではない。
デザインが登場するシーンの意味、デザインを身にまとうキャラクターの人格、それらを緻密に計算してデザインに盛り込む。強いメッセージ性を持っているがゆえに、石岡のデザインは強烈なインパクトで観客を一瞬のうちにとりこにするのだ。

突き詰めた作品が持つ圧倒的な仕事。
挑み続けた人生。
自分のすべてを燃やし尽くした人生であった。

「あと一歩だけ前に進もう!」

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