木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

クロスカルチャー

Posted by 「木の工房 風」 on   0 comments

ある番組で「クロスカルチャー」という視点で活躍している日本人が紹介されていました。

私は、数年前にカルロス・ゴーンさんの著書を読んだときに目にしたような気がしている程度ですが、今回の番組は、中国の上海に家具工場を作って、世界に発信しているファニチャー・ラボ代表、堀 雄一朗氏を取り上げて、その仕事振りを取材した内容でした。



日本企業のグローバル展開に伴って、海外に優秀な人材、低コストの施設や労働力、成長余地のある市場等を求めることが、一般的になりつつある現在では、クロスカルチャーな状況で仕事をすることが多く見受けられるということです。

考えてみたら、シルクロードのように昔から異文化の交流で、新しい文化、物が生まれてきた歴史は、多くありますが、今回のような例は、まさに世界がグローバル化し、世界中の情報が瞬時にして手に入る時代にあって「新しいもの作りの形」だと思いました。

世界で受ける家具の魅力の一つは「クロスカルチャー」だそうです。

『デザイン』
日本の文化を日本人が海外向けに作っても受けない。そのため堀さんは、商品を作るとき、例えば日本の文化をヨーロッパのデザイナーに委ねる。すると日本人が発想もしなかった商品が生まれるという。
デンマークのクリエイティブデザイナーに、西陣織等の日本の伝統工芸を椅子に導入させるということも行っている。
また逆に、ヨーロッパで生まれた傑作家具を、日本が誇るファッション・デザイナーに委ねてみるという試みもなされた。

『生産は、上海の工場』
同じクオリティとデザイン性を持つ家具が、ヨーロッパのものと比べて、1/3~1/4に値段を抑えることができる。その秘密は、メイド・イン・上海。
上海で商売しようと決意したが、中国人との仕事は多難を極めた。求めるものが発注した工場から上がってこない。
しっかりしたものを作るには、自分で工場を持つしかない・・・堀さんは、自分で工場を作った。
だが、一番の困難は、この先に待っていた。中国人ワーカーの管理も「クロスカルチャー」であった。中国で工場をやっていくために一番大変なのが、中国人ワーカーの管理である。そのために堀さんは、ワーカーたちの矢面に立つ工場長に、何千人もが働く会社で工場長をした経験のある中国人を採用した。
そして生産管理の方法として、日本”と“フランス”の方法を取り入れた。

一人一人の生産効率をデータに取り、とにかく無駄を省いていく方法だが、中国人の国民性には、なかなか一筋縄ではいかない“苦労”があった。

『市場は、世界へ』
日本市場だけに執着しない。ターゲットは、全世界。
「日本を覆う閉塞感から自由」ということだ。
外部の人々と真剣なコミュニケーションを持ち、果敢に旧来のパラダイムに挑戦する・・・それが閉塞感の打破につながるということだ。

クロスカルチャーのもの作り。こんな内容の番組でした。

Post comment

管理者にだけ表示を許可する