木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

目指せニッポン復活

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工業デザイナーである奥山清行さんが「日本がこれから目指すもの作りは何処にあるのか」をご自分の活動を通して紹介する「目指せニッポン復活」という番組を見ました。

奥山さんは「いままでは”必要なもの”を作ってきたが、これからは”欲しくて仕方ない物”が暮らしを豊かにしてくれる」という。

私は、失礼ながら今回初めて奥山さんの存在を知りましたが、奥山さんは、カーデザイナーとして世界的に著名な工業デザイナーで、フェラーリ・エンツォのデザインに関しては「イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした男」として話題になったそうです。

キーワードは『常識への挑戦』『地場産業を生かすもの作り』
「地元の伝統技術を活かして付加価値の高い商品を開発し海外に展開する」という概念の基、自身の出生地である山形での活動に力を入れており、自ら立ち上げた山形工房ブランドを中心に家具(天童木工)や照明、急須等のデザインも手掛けており、シンプルな形態を保ち素材の持ち味を活かすデザインで話題を呼んでいるそうです。

三つの県の地場産業の粋を集めて作り上げたスポーツカー(K.O7)の両側面の金属部分は職人さんの叩出し技術で製作されているそうですが、素材の持ち味(素材感)を活かすために塗装はしてないそうです。
また、新潟県燕市の地場産業と組んで、職人ワザを活かした新たな食器を製作している。
奥山清行
K.O7(スポーツカー)

地域文化にはユニークな文化があり「地場産業は宝の宝庫」だという。それは宝石箱である。
「日本の技術は、現場力であり、クリエイティブクラスはブルーカラーである」という。

そして、番組に参加されていた他の方々からは、次のようなコメントがありました。
〇大量消費は、大量廃棄ということ(それは資源の無駄を促しているに他ならない)
〇市場に特化した産業は、行き詰まる。
〇地方のモデルを生かすこと。
〇少子化、人口減少の時代は、集中一元化から分散、多様化の時代になる。
〇苦しみの中から新しいものが生まれる。
〇使い手、買い手から見たもの作り。

『地場産業を支えてきた卓越した技術と広く世界に発信力のあるクリエーターがコラボして新しい付加価値商品を生み出す』
これこそが、失われいく日本の伝統技術を継承しつつ、さらに発展させていく、新しいもの作りの姿だと改めて認識しました。
いまの日本を覆っている閉塞感からの脱出を図る・・・これからの日本のもの作りが進む、明るい希望に満ちた未来に繋がる道だと思いました。


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