木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

醸造酢作り

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12/14、NHKラジオのラジオビタミン「ときめきインタビュー」は、蔵元6代目:依田 昂憲さん(30歳)でした。


長野県佐久市の日本酒の蔵元に生まれた依田さんの若い頃の夢は、ミュージシャンで、学生時代からロックバンドを組んで活動。しかし、芽の出ない中、父親に誘われ、日本酒を売り込むイギリスツアーに参加(27歳)。そこで、父親の仕事への熱意を目の当たりにし、かっこいいと思え、蔵元を継ぐことにした。

低迷が続く日本酒の次の一手として依田さんが取り組んだのが、『野菜の酢』でした。

若い発想で一生懸命考えて出した答えは「地元信州の特産品(野菜)を生かした『野菜の酢』」でした。
しかし父親からは「ばかもの」と一喝されたそうだ。
酒蔵で、酢の醸造は御法度だった。(酢の酵母が酒の酵母を駆逐すると考えられていた)

しかし、なんとしても成功させようと関係者のアドバイスも貰い、5年計画で進めていた酢作りでしたが、3年目の今年の7月、商品を販売するまでに漕ぎ着けた。
このとき、父親からは「でかした」と誉められたそうだ。

酢の酵母菌を酒蔵に持ち込まないために、いまは、一人で酢の醸造に取組んでいるそうですが、自社だけのためではなく、地域活性を考えたもの作りを基本に、地元特産のレタス、えのき茸等を使った酢の醸造を進めている。

依田さんがロックバンドに走った時には、代々の酒蔵を継ぐものと考えていた父親からは当然反対されたそうだが、止めると決めたときも、やはり怒られたそうです。
低迷している日本酒の世界に御法度の酢醸造をやろうとする発想は、若い自由な柔らか頭だから出来たことだと思います。
ただ、伝統ある酒蔵をそのまま受け継ぐのではなく、自分のオリジナルを生み出して、酒蔵を受け継ぐ・・・これが伝統を受け継ぐものの覚悟でしょうか。

こういった、若い人の活躍は聞いているだけでも、思わずこころが和みます。
来年の夏の信州旅行では、是非佐久の芙蓉酒造を訪れてみたいと思います・・・楽しみが一つ増えました。

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