木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

木工家:藤井慎介氏(その2)

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今日(5/28)は、藍染めのUさん、Nさんと一緒に藤井さんの家具の個展に再度行って来ました。

藤井さんは武蔵野美大を出て建築会社で建築のデザインを6年経験されてから木工の世界に入った方なので、家具のデザインが家具から入った人とは違うと言っておられましたが、まさに家具の構成が近代建築の一部を見るような椅子や飾り棚を見ることが出来ます。
印象としては、家具職人が作った家具よりも、ある意味シンプルな構造で作られているので作りやすいと思いますし、デザイン性が優れているので、全体としては大変魅力ある家具に仕上がっています。
どの家具も、ユニークであり、かつ肩が凝らない自然な印象です。

初めは、刳りモノ(木を刳り抜いて作った器、カップ等)が好きで木工をはじめたそうですが、建築をやっていたので椅子も作るようになったそうですが、作家さんの過去の経歴によって作風が違って来るのは、当然と言えば当然なことかも知れませんが、先週、藤井さんの家具を初めて見たときにいままで見てきた家具作家の家具とは違って、非常に魅力的に見えたのは、そういった家具作りの感覚が違った方が作った家具だったからということで、よく理解できました。大変興味深いことでした。

確かに、私がいままでお会いしてきた家具作家の人たちは、もともと家具を作られていた人達なので、無意識のうちに、家具屋さんが作った家具ばかりを見てきたということです。

刳りモノが好きということは、作品のあちこちに感じられます。
それは飾り棚の棚板の表面や厨子の天板、側板が波打っていたり、長椅子の脚に刳りモノが使われていたり、勿論、お椀、器等の刳りモノもいろいろ展示されていました。

この刳りモノの技術は、私にはまったくないので、羨ましい限りです。
この刳りモノの技術が少しでも身に付けば、小学生の工作から少しは脱却できるのかも知れませんが、これは技術だけではダメで、デザインセンスがないと手も足も出ないと思っています。
でも、何とかして少しずつでもトライしたい魅力ある領域です。

本当にいい作品を見させて頂きました。

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