展示会後記(その3)
Posted by 「木の工房 風」 on
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4/29(日)でアジサイ舎での4月展示会「三人展」を終了しました。
これがいまの自分の実力であることも含め、今後の展示会の在り方を考えることが必要であろう。
最終日前日、会場近くの木工職人さんの工房に寄らせて頂いた時にいろいろとご意見を頂きました。
この方は、私の所属していた木工グループの会長をされているOさんで8年来のお付き合いです。
いつもざっくばらんに話をさせていたける方なので、今回も率直な意見を言って頂きました。
展示会をやるなら
・ 費用が掛かっても多くの来場者が来てくれる展示会場を選択すること。(必ず、見返りはある)
・ そのためには、レベルの高い作品作りが必須である。
・ 展示会エリアは、鎌倉or東京。(来場者の目が肥えている)横浜は、反応が薄いそうだ。
・ そういったところでできることがファーストステップである。
要するに、そういった会場で展示会を受けて頂けることが、木工作家としての最初の関門ということである。
そして、私が木工以外のバイトをすることを話したところ、「Hさんのそんな姿は見たくない。 賛成できない。」
折角、工房があるのだから、それをフルに活用することを考えるべきである。
もし、やる気があるのなら、Oさんがいま依頼を受けている品物で製作している時間が無くて保留になっている品物の中で私の製作条件に合う品物の製作をやってみないか・・・と提案された。
製作を受けてくれるとOさんも助かると言われた。
① 時間的に余裕のある依頼品。
⇒ 私が個人的に受けているオーダーの製作を配慮して頂いた提案である。
② 単品の依頼
⇒ 私は同じものを沢山作るのが好きでない。苦手である。
③ Oさんがデザインをしたものを受ける。
⇒ 私は、デザインに凝り過ぎていつも時間が掛かるので、楽しいけれど負担でもある。
④ 材料支給もOK。
⇒ 私の手持ち材料にない木材での依頼の場合は、材料支給してもらえる。
こういった製作依頼品があるので、検討して欲しい・・・と言われた。
いままでは、趣味で木工をやっているので、仕事はしないと断ってきましたが、いまの状況では、考えざるを得ないので、兎に角、一度依頼を受けてみることにした。
実は、過去において、Oさんからバターケースの製作依頼を受けたことが何度かあり、対応していましたが、複数個ずつの依頼で、それが何度も続いたことで面倒になり、私に合わないということでお断りしたことがありました。
なので、今回の依頼では、それを考慮して頂いたお話でした。
いや、ここまで配慮した依頼をして頂けることは、とても有難いことなので、前向きに検討したいです。