木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

川喜田半泥子(その2)

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川喜田半泥子 つづき

各々の茶碗の写真は、すべて同じURLですので、画面をスクロールして見て下さい。

井戸手茶碗 「渚」 >
桃山時代に朝鮮半島で作られた井戸茶碗「紅葉山」を手に入れ、それを再現しようとした。
自宅の敷地に朝鮮風の窯を作り、何度も試行錯誤を繰り返した。
時として、朝鮮に渡って窯場を調査して歩いた。
陶片だけでなく、土も持ち帰って作った井戸手茶碗「渚」。
「紅葉山」を徹底的に追究しようとしていた。

粉引茶碗 「雪の曙」
自宅近くの土で作った「雪の曙」。
ボソボソして使い難い土だったが、土味にこだわった半泥子は単土だけで作陶した。
使いやすくするための混ぜ土は決してしなかった。
自然のまま、そんな土を楽しんでいたという。
作り難いから、より面白いものができる。
一度挽いたものは、後から直さないのを信条としていた。
歪みも何も自然にできたものは「良し」とする。欠点を全面に出してそれをいいところとする。
決して思うようにはならない土・・・それは人生と同じで面白い。

志野茶碗 「赤不動」
半泥子は、全国各地の窯場を訪ねて研究をつづけた。
人もやきものもキズがある方が面白いという。
「赤不動」の赤味は、志野焼でなく備前焼の「ひだすき」という技法が使われている。
やきものの常識を超えた名品。
ものに捉われない、自由な物事の発想の仕方である。
こういった発想は、特にプロの人には難しい。
まさに、「偉大な素人」と言われる所以である。

井戸手茶碗 「さみだれ」
昔、佐藤栄作に贈った茶碗だそうだ。
椀の縁が際限なく伸びているように感じられる、力強く爽やかな茶碗である。
技術的に完成された姿をしている。

* 記載した文章は、ほぼTVで流れていたものです。
(その3)につづく

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