木の工房 風

ひとこと

ワクワク感を感じさせる作品作り           ”新付加価値の創造”(2017/1/3 T.Hayashi)

染織家:志村ふくみ

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6/29(日)の日曜美術館で染織家:志村ふくみさんの「冬から春」の染織活動が放送されていた。

「植物の色を復活させたい」という想いが映像で綴られていた。
以前、同じ番組を見たような気がするが、それは志村ふくみさんの「夏から秋」を綴ったものだったそうです。
しむらのいろ

映像を通して感じたのは、まず「自然を敬う」というこころである。
いまの社会は、「自然に逆行している」という。
過去の時代は、自然と共存して生きてきたが、いまは、それが失われつつある・・・。
例えばハスの茎の繊維を撚り合せて作る「ハス糸」は、ハスが無くなりつつあるため、いまはほとんどないという。

「植物は私に無限の色彩を提供してくれる」と仰っているように、自然の植物は、まさに色彩の宝庫である。
自然からいただいためぐみ。

人間は、自然を自分より下位に見ているが、本当は、自然の方が上位であるという。

知人の庭師の方から、梅の花がつぼみの頃、梅の木がきれいに花を咲かせるために剪定した枝をいただいて、染めをしている。
この頃の枝が、いい色を出すそうだ。
それは、これから花を咲かせるという、木の生命力が一番息づいている時の枝だからであろう。

志村さんは、「そんな梅の木に申し訳ない」という。
しかし、庭師さんは、そういった志村さんの気持ちをよく理解していて、「人間は、自然のめぐり合わせの中で生きている」。
「剪定した枝を使って、染織をするのも、自然への感謝の気持ちである」という。
(つづく)

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